消費税増税より、所得税増税じゃないか?
たまに思うのだが、住宅や車や太陽電池など、色々と大きな買い物をしようと考えると、目の当たりにするのが消費税額の大きさ。
なんかね、小さい金額でちょこちょこ取られると、実感しないのだが、こう大きな金額になると、途端に重税感がでてくる。
これは、なんとなく、国から消費するなと言われている感じがしてしまう。
国としては、安定財源ということで所得税から消費税に移行したいのだろう。
しかし、自分にとっては、収入が減ったときには自動的に税率が低くなる所得税を増やしてくれたほうがありがたい。
所得税は、累進性があるので所得が多いときにより多く取られることになる。とはいえ、その時は十分に収入が得られている状況なので、生活は成り立つ。
所得が少なくなると、所得税率は低くなり、最終的に税率が0%になるので、随分と助かる。
消費税だと、収入が少なくなっても、買い物をする限り、税金がかかってくる。これはキツイ。
収入が増えたときは、消費も増えていくだろうが、それが同じ割合で増えていくかというと、浪費家でない限り頭打ちしてくるだろう。そうすると、累進性がない分、余裕が所得税より増える。
その余裕は貯蓄となり、最終的には、貯蓄した本人か相続した親族かで、消費に回る事になるが、税率は一定のままだ。(相続税はあるか。)
ある意味、消費税は公平な税制とも言えるが、弱っているときにも公平に徴税するのは、さらに追い討ちをかけるようで、問題ではないだろうか。
その批判を踏まえて、軽減税率とか、低所得者への給付金とか、色々と手を考えているようだが、所得税のほうがシステムとして自動的に低所得者への配慮がなされる分、筋が良いと思う。
まぁ、消費税にしろ所得税にしろ、今の経済状況で、増税したって、みんな財布の紐が硬くなるだけで、意味が無いと思うのだが、不思議なものだ。
ぜひ、国には、育ててから収穫する考えを持ってもらいたい。
世界のなかで日本だけもう成長しないなんて考え方、おかしいと思わないのだろうか?
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