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2015年5月16日 (土)

太陽電池にかかるコスト

に さて、太陽電池+蓄電システムを導入するに当たって、考えなければいけないのは、

  • 投資回収期間
  • 設備維持のコスト
  • 投資回収後の収益

です。
妻を説得出来るかはここにかかっています。
そうでなくても、大きな出費を見逃して後悔しないためにも、じっくりと見ていきます。

我が家は都内の狭小住宅なので、面積をとれないので、単位面積あたりの実発電量の大きいパナソニックのHITで考えていきます。
(同じ理由で東芝も選択肢にありますが、三洋の頃からHITには目を付けていたという心情が大きく働いております。)

投資回収期間の考え方

 住宅用太陽電池に関しては、固定価格買い取りの期間の10年が目安と考えます。
これを過ぎると、買い取り価格が下がるので、回収期間がより延びてしまいます。
 また、設備の保証期間内に回収することも重要です。
 しかし、最近は出力保証や機器瑕疵保証が10年を超えているので、10年の目標であれば、問題ないと考えます。

 蓄電システムの場合は、まだ投資の回収を考えられる段階ではないといわれますが、太陽光発電システムと一体として、同様の考え方でいきます。

設備維持のコストの考え方

 まずは、どのような項目があるのか列挙してみます。

  • 定期点検費用
  • パワコン交換
  • 太陽電池パネル交換
  • 電気配線の故障
  • 屋根へのダメージ

 また故障率のデータも重要です。

グリーンエナジーと環境省にデータがありました。

グリーンエナジーの調査から引用

Greenenergyerrorrate_2

環境省のデータより引用。

表 4-6 太陽光発電設備のある時点における経過年数毎の修理・交換率

太陽電池モジュール N=77 より推計パワーコンディショナ(N=166 より推計)
経過年数 修理・交換率 修理・交換率
1 17.1% 28.9%
2 0.0% 3.2%
3 0.6% 1.8%
4 0.9% 1.4%
5 0.3% 1.7%
6 0.8% 3.4%
7 0.8% 2.7%
8 0.5% 2.9%
9 1.1% 3.4%
10 0.9% 4.2%
11 1.7%
12 2.0%
13 1.4%
14 2.3%
15 2.2%
16 1.0%
17 0.8%
18 1.9%
19 1.9%
20 1.9%

定期点検費用

 施工会社保証で10年無料でやってくれる所もありますが、会社が無くなる場合もありますし、保証期間が終わった場合も考える必要があります。
 ネットを検索すると、相場で1~2万円なようです。

パワコン交換

 現在、見積もりを取ると、パワコンは10万円台で設置工事費は配線を含め10万円。
 交換工事は、そこまで不要でしょうから、かかっても5万円ぐらいか。
 パワコンの値段も下がっていく事が期待出来るので、15万円と考えておけば十分でしょう。

 また、故障期間中は売電が出来ないので、その分の損失があります。

 メーカー保証15年があるので保証期間中は無償ですが、故障率は環境省から引用したデータを見ると、6年目以降から上昇傾向があります。
 10年過ぎてから毎年0.5%ずつ故障率が上昇すると仮定すると、累積故障率は以下のようになります。

経過年数 故障率 稼働率 累積故障率
10 4.2% 95.8%
11 4.7% 95.3%
12 5.2% 94.8%
13 5.7% 94.3%
14 6.2% 93.8%
15 6.7% 93.3%
16 7.2% 92.8% 92.8%
17 7.7% 92.3% 85.7%
18 8.2% 91.8% 78.6%
19 8.7% 91.3% 71.8%
20 9.2% 90.8% 65.2%
21 9.7% 90.3% 58.9%
22 10.2% 89.8% 52.9%
23 10.7% 89.3% 47.2%
24 11.2% 88.8% 41.9%
25 11.7% 88.3% 37.0%

製造技術も進歩しているので、元となる環境省のデータが最新のパワコンに適用されるかはわかりませんが、保証が切れて数年でパワコンが故障する可能性を想定しておいた方が良いようです。

太陽電池パネル交換

 HITのモジュールは見積もりをとると、4万円台で、モジュールの設置工事が1kWあたり12000円。
 一枚だけ交換する場合、6万円ぐらいでしょうか。

 メーカー保証が20年があるので、投資回収した後の10年でどれぐらい用意するべきでしょうか。
 環境省調査の故障率の推移を見ると、20年経っても故障率に明確な上昇傾向が見られないので、その後も2%で推移していくと考えると、10年間で(1-0.02)^10=0.81で2割の確率で故障が発生する事になります。
 とりあえず、数枚の故障を想定しておいた方が良いようです。

投資回収後の収益の考え方

 まず、固定価格買取期間終了後の売電価格の予想が必要となります。
 固定価格買取前は、24円/kWhでしたので、現時点ではこの数字で考えるのが妥当と考えます。

 次回は、発電量の予測あたりを書いていこうと思います。

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