RW-EverythingのMemory Dumpで例外発生→再起動の対策
BIOS/UEFI開発において重宝されているRW-Everything
Intel Skylake世代のPCから、Memory Dumpで例外が発生し再起動するものが出てくるようになってしまいました。
最初はRW-Eveerythingの不具合を疑ったのですが、どうやら、RW-EverythingのデフォルトのMemory Dump Base Addressが、3210600648(0xBF5DE0C8)になっている事で、例外が発生していたようです。
対策は、Registry Editorで、
HKEY_CURRENT_USER->Software->RW-Everything->Rw.ini->Config
の
MemoryBase = 3210600648
を
MemoryBase = 0
にするだけです。
RW-EverythingのPotable版の場合は、RW-Everythingを初めて実行する前であれば、RW.iniのMemoryBaseを同様に修正すれば、最初からうまく動作するものと考えられます。(未確認)
さて、なぜ例外が発生するのかを調べてみると、0xBD000000-0xBF7FFFFFの領域のアクセスで例外が発生します。
この領域は、内蔵Graphics Controllerで管理されている領域ですので、Video Driver以外がアクセスして例外が発生しても仕方がない事でしょう。
尚、この領域のアドレスは、搭載メモリサイズと、アドレス4GB空間のPCI Express空間サイズにより変動するので、機種やマシン構成によっては今回の問題が発生しない事もあります。
以上、備忘録でした。
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