Acronis True Image Unlimited そろそろ9年目のレビュー
2015年にサブスクリプション契約したAcronis True Image Unlimited 3 computers。
こいつは、容量無制限でクラウドバックアップが出来る奴だ。
今はもう新規の契約は出来ず更新のみだ。
新規契約でクラウドバックアップ出来る製品はAcronis Cyber Protect Home Office Premiumになる。(法人は知らない)
これは、1台用で年間13980円のサブスクリプションで、1TB無料から1TBあたり約4000円で最大5TBまで増やせる契約しかない。
一方、契約しているAcronis True Image Unlimited 3 computersは、3台用の容量無制限で年間15980円と、今ではかなりお得なものとなっている。大切に契約更新していきたい。
さて、クラウドバックアップの使い勝手だが、スケジュールの指定は「更新がある都度」~「月単位」まで指定できるので十分だ。
バックアップのバージョンは最大999まで残す指定と共に、保存期間の指定が出来るので、自分にとっては十分だ。
不満点と言えば、いくつかある。
まずは、除外ファイルを追加指定する際、ファイル名にワイルドカード(*や?)を含ませないと指定できない点。
例えば、Thumbs.dbファイルを除外したい場合、Thumbs.db?と指定する必要がある。
次は、バックアップ対象に、NAS上のアクセス権限の無いファイルがあると、そこでバックアップが中断してしまう事。
エラーメッセージが不親切なので、原因特定までかなり試行錯誤が必要だった。
次は、バックアップ対象が、NAS上でフォルダが深い場合、かなり動作が重くなる事。
バックアップ対象をルートで指定するぐらいの大雑把に指定する分には快適に動作するのだが、二段三段と深い所でフォルダ単位に細かく指定すると、フォルダ一個にチェックつけるのに数秒程時間がかかる。
次は、転送速度が遅い事。
転送速度は110Mbpsぐらいしか出ないので、バックアップ対象を少しずつ増やしてバックアップしないと、何日もバックアップが走り続ける事になる。
次は、バックアップの一時停止のボタンが、クラウドバックアップでは中止ボタンの働きをする事。
一時停止ボタンを押すと、途中までバックアップしたデータは無かった事になり、次回のバックアップは最初からになる。
(一時停止ボタンを押した後、[復元]画面で履歴を見ると、一時停止するまでのバックアップの履歴は何も残っていない事からもわかる。)
対策としては、小分けにしてバックアップ対象を増やして行くに限る。
と、色々と不満はあるが、これらは設定が落ち着くまでの不満だ。
落ち着いてしまえば、手放しで動作してくれるので不満は忘れてしまう。(再び設定変更するまでだが)
それ以外の不満としては、年明けから、AcronisのサーバーがError 500でログイン出来無くなる障害が二回起きた件だ。
半日ぐらいで復旧するのだが、その間はクラウドバックアップも出来ないので、少し心もとない。
今後も続かない事を祈るばかりだ。
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