カテゴリー「動画エンコード」の16件の記事

2008年2月15日 (金)

DVD作成って大変だね!

最近、VHSからDVDに落とすのにハマっているんですが、凝りだすと切りが無いですねぇ。

 

今まで、まったくDVDを作ったことがなかった自分が、年末に起動戦士ガンダム(初代ガンダムをファーストガンダムというそうな)のVHSテープを入手したのを契機に、自宅のVHSテープをDVDに落とそうと、どんどん深みにはまっていく顛末を、今日から、何回かに分けて、メモっていきます。

 

まずは、年末の時点の自宅PC(SOTECのデスクトップPC)の環境は、

CPU AMD Duron 1GHz(ぐらい)
メモリ 1GB (512MBx2 DDR1)
HDD 60GB (PATA)
DVD-ROM Drive(PATA)
DVD-Multi recorder (USB)

と、CPUが非力なのを除けば、なんとかDVD Authring出来そうな環境です。
これに、Vide Capture Cardを追加すれば、VHS to DVD Convertは可能になるはず。

 

ってなわけで、さくっと1万円ぐらいでなんかないかと、探したところ、Amazon.co.jpにて、I-O DataのGV-MVP/RX3を発見。そんなに悪くなさそうなので、ポチっと購入。
(二ヵ月後、GV-MVP/GX2を買えばよかったと後悔しますが・・・)

 

数日後、マシンにいそいそとセットアップし、キャプチャーをはじめた所、色々と問題が発生。

 

    • よくハングアップする

 

    • キャプチャー中、表示される映像がカクカクする

 

  • 取り込んだ映像もカクカクしてる

 

と、惨憺たる状況。
ハングアップはメモリが原因で、512MBx2を、一枚だけにしたら改善。でもスワップ激増。
残るは、映像がカクカクする問題、これはデータ転送が間に合っていない模様。確認してみれば、GV-MVP/RX3の推奨マシンスペックギリギリ。これはマシンをグレードアップする必要があるようです。

 

ってなわけで、グレードアップをリーズナブルな価格でどれだけ出来るか見積もってみました。
まずは、手元にある部品の確認。

 

    • CPU Pentium 4 650 3.6GHz

 

    • メモリ DDR2 512MBx1/256MBx1

 

    • CPU FAN LGA775用

 

  • 電源 350W

 

でもって、問題の非力デスクトップPCから流用できる部品

 

    • Micro ATX筐体(PCI スロットもライザーカードを使っていないので、市販マザーボードも使え、背面パネルも取り外し可能で、完璧)

 

    • 電源250W(Prescott Coreには重荷かも)

 

    • USB DVD multi recorder

 

    • HDD 60GB(PATA)

 

    • DVD-ROM drive (PATA)

 

    • Keyboard (PS2)

 

    • IBM Optical Mouse(USB)

 

  • 17inch Display(CRT)

 

ということで、一台のマシンをくみ上げるのに必要な部品は、

 

  • Pentium 4 650対応Mother Board

 

となる。
パフォーマンスも考えると、メモリはDDR2が必須。あとはお値段次第ではSATA HDDも購入か。
ということで、MicroATX LGA775 DDR2をパラメータにして検索すると、どうも、Intel 945 chipsetのマザーがお手ごろ価格で、1万円以内で購入可能です。本当は965 chipsetが良いのですが、一万円超えるし、劇的な差はないので、これで手を打ちましょう。

 

HDDを購入してもトータル2万円いかない計算です。

 

ってなわけで、ある程度値段とスペックの目処がついたので、あとは秋葉へGO!です。
ぷらーっとまずは、ドスパラに行ったら、さっくりと、スペック的によさ気なGIGABYTEのGA-945GCM-S2Lがならんでました。お値段は6980円。BIOSはAwardなので、うちの会社の利益になる。ということでレジへGO!

 

とレジにぼけーっと並んでまっていると、SATA HDDのタイムセールがはじまりました、WesternDigitalのSATA 500GBが9000円だったか8000円だったか(記憶は曖昧)、これは買いです!
ほんとは、HITACHIの低消費電力の300GBぐらいのをねらってたのですが、それより安くで+200GBは捨てがたい!

 

ってなわけで、ドスパラで、HDDとマザーを購入。

 

これでもうオッケーっしょと思ったら、メモリ価格が相当下落してる話を思い出しました。
たしかDDR2 1GBが3000円もしないんだったなぁとTUKUMOへふらーっと入っていったら、本当に安い!ノーブランドDDR2 1GBが1790円!
ノーブランドってことで、数百円をケチって動かなかったら、どうする?また電車賃使って買いに来るのか、結局高くつくんじゃないのか?と思って、結局、ノーブランドを購入
実は、動けばめっけもんだし、自宅に512MBと256MBのDDR2メモリがあるから、動かなくてこまらないし、という判断が土壇場で働いて、ノーブラを選択してしまいました(^^;

トータル2万円ぐらい済、十分満足です。

 

で、自宅で早速組み立て開始。
とりあえず、非力な250W電源のまま組み立てて、動作確認・・・さすがに起動が不安定です。
350W電源に交換すると、安定して起動してくれます。問題は、CPUファンの直上、数mmに、電源ファンの吸い込み口がある事。さすがに、その辺に転がっていた横置きデスクトップ用電源、この筐体には形状に無理があるようです。
とはいえ、動かなくはないので、とりあえず立ち上げると、さくっと起動しました。
ノーブランドメモリも快調です。

 

基本動作を確認した所で、Video Capture Cardの導入です。
特に問題なくインストール終了。取り込み動作も安定してます。取り込みながらWeb Browseしてもなんのカクカクしません。非常に快調!

 

ということで、取り込んだデータを、USB DVD Drive付属ソフトPower Producer 3で、焼いて見ることにしました。
が、操作中に、いきなり電源オフ・・・すぐに電源を入れても速攻オフ・・・どうやら熱で緊急シャットダウンが起きたようです。
筐体のカバーを空けたら、この問題は回避できた模様。

 

最終的なPCのスペックは、

 

    • CPU Pentium 4 650 3.6GHz

 

    • Mother Board GIGABYTE GA-945GCM-S2L

 

    • Power Supply 350W

 

    • Memory DDR2 1GBx2

 

    • SATA HDD Western Digital 500GB

 

    • DVD-ROM drive (PATA)

 

    • USB DVD multi recorder

 

    • PS/2 Keyboard

 

    • IBM Optical USB Mouse

 

    • 17inch CRT

 

  • 筐体はオープン

 

と、一世代前な構成ですが、随分とご機嫌なマシンになりました。

 

ここまでは、一週間と短い期間で済んだのですが、この後、Power Producer 3との長い戦いが始まります・・・

 

 

 

 

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2008年2月28日 (木)

DVD作成って大変だね!(その2 Power Producer 3編)

さて、前回で、ビデオキャプチャーもDVD編集も安定してこなせるご機嫌なマシンが出来上がったので、今回は、DVD作成の所からメモって行きましょう。

 

まずは、VHSからのキャプチャー。
手元の11本のVHSに録画されているガンダム43話を、さくさくっとキャプチャーしてDVDに落とすのが目的。あまり手間をかけたくありません。
再生時の手間を考えると、あまりDVDの枚数を増やしたくないので、DVD 4.7GBに5話ずつ収録して9枚に収めるのを目標にします。

 

まとめると、

 

    • VHS標準録画

 

    • 43話(1話24分)

 

  • DVD 4.7GBに5話収める

 

平均ビットレートを計算すると、
4.7×10^9(バイト)×8(ビット)÷(5(話)×24(分)×60(秒))=5.222Mbps
平均5MbpsのVBRでキャプチャーしていけばよさそうです。
で、やってみましたが・・・なかなか目的のサイズになりませんね・・・
最高8Mbpsの平均4.8Mbpsぐらいでなんとか目的のサイズよりちょっと小さめでキャプれるようになりました。

 

で、元データは出来たので、DVDに焼くことにしましょう。
付属ツールで使えるものあったよなぁ・・・そうそうPower Producer 3。
これでさくさく~っと、ファイルを追加してメニューをテンプレートまんまで作成して、イメージ作成!
待つこと二時間。ようやく出来上がったので、PS2で再生!
ってあれ?いきなりメニューが表示されて、一話一話選択して再生ってしないとだめ、全話再生ボタンってないのね、でもってどこが選択されているのかハイライトが無いし・・・???
音も出ないし・・・いったいどういうことでしょう(?_?)

 

音声はMPEG Audio Layer-2になっていたのが原因でしたので、Dobly Digitalに変更。
 ディスク挿入時の動作指定オプションがあったので、そこも変更(ってメニューの説明、どれも同じ動作するように読めるんですが・・・)して再挑戦!
今度は、挿入直後に一話目から再生するようになりました・・・・が、メニューに戻って10秒ほど経つと、再び一話目から再生・・・相変わらず全話再生ボタンないし・・・ハイライトも相変わらず。

 

ん~、このPower Producer 3、メニューをいったりきたりするだけで、非常に時間がかかったり、ハングアップしたり、強制終了したり・・・こまめなセーブが欠かせません。
2400円程でPower Producer 4にアップグレードできるので、バグが直ることを祈ってアップグレードしてみましたが・・・たしかに強制終了やハングアップの頻度は減りました。
しかぁ~し、出来上がるディスクの動作は相変わらずめちゃくちゃ。
イメージ作成にべらぼーに時間がかかるので、試行錯誤するにも時間がかかり、なんだかんだで一ヶ月は費やしたでしょうか・・・

 

ここまで苦労するんだから、ネットでもなにか話題になっていないか、同士がいないか検索・・・・おぉ、にちゃんねるに、Power Producerのスレがあるし、げげ、こいつはRPGであってDVDオーサリングソフトじゃないと書き込みが・・・
た・確かに・・・

 

TDAを使えって書き込みがあったので、検索したら、TMPGEnc DVD Authorっていうソフトの事らしい。そういや昔TMPGEncってフリーソフトがありました。製品になっちゃったんですね。
ということで、体験版をダウンロード。プロジェクトの保存が出来ないみたいですが、まぁ、ちょちょいとDVDを作成してみますか・・・

 

げげ!使いやすい!コマ送り早送り巻き戻しの反応も速い!
シミュレーションで確認したら、DVDメニューにちゃんと全編再生ボタンがあるよぉ最高っす
でも喜ぶのはまだ早い。実際に焼いてからが問題だ。ハイライトが出ないとかあるしな。
で、焼いてみた。つうかイメージ作成速い!体験版ダウンロードしてDVD焼くまでに一時間もかかってないし
PS2で再生っと、おー!しっかりと期待した動作してますね。
はぁ、天国です!もう買いです!このソフト。

 

Power Producer 3&4に費やしたお金と日々は帰ってきませんが、安かろう悪かろうだったということで、文句は言いませんが、ここに書いておきます。

 

ってなわけで、深夜2時にTMPGEnc DVD Authorを購入・・・ん?TMPGEnc 4.0 Expressを買っちゃったし・・・ん~、キャンセルはしなくてもいいか、使うかもしんないし・・・で、結局、TMPGEnc 4.0 ExpressとTMPGEnc DVD Authorの両方を購入。

 

ってなわけで、ようやくまともなDVD authoring softを手に入れたので、安心してぐっすりと眠れる毎日が来たかとおもいきや!ベンベン!凝り性の血が・・・次回のメモ書きへ~!

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2008年3月 4日 (火)

DVD作成って大変だね!(その3 TMPGEnc編)

さて、TMPGEnc DVD Authorを手に入れて、さくさくっとVHStoDVD convertはようやく終了すると思ったのですが・・・

 

 メニューはばっちり自分の期待しているものが出来ました。
 (まぁ、チャプターリストを作って本編のみ再生って出来ると良かったんですが、とりあえず、それはおいときます)
 取り込んだデータを再エンコード無しで書き込みも出来るようになり画質劣化も減りました。
 (あ、音声は、LPCMからdolby digitalに再エンコしましたが)

 

 大きな不満が解消すると小さな不満が気になってくるもので、どうにもモスキートノイズとブロックノイズが気になります。

 

 これは、TMPGEnc Xpressのフィルターでノイズ除去してノイズにビットレート食われないようにすべきと思い、キャプチャーしなおす事にしました。
 まずは、GV-MVP/RX3の最高のビットレート15Mbpsに変更。しかしモスキートノイズはまだ出ます。ガンダムのオープニングの地球がフラッシュする画面ではブロックノイズも・・・
 そこで、VBRではなくCBRに変更して取り込み。差は無いかな?ファイルサイズが増えただけか・・・
 そもそも、15Mbpsでも足りないんじゃ?ノイズの少ないソースならともかく、ノイズが多い場合は・・・
 I frameのみ取り込みならもうちょい良くなるかも知れないけど、このRX3じゃ出来ない・・・上位のGX2なら出来るけど・・・ちょっと後悔。
 後悔ついでに、ちょっと計算。I frame取り込みの場合、25Mbpsか、720x480 30fps interlaceだと、 1 field辺り、25x10^6/60/8≒52KB
  無圧縮で720x240x24bit≒506KB
  JPEGで10分1に圧縮したのと同じと考えると、アニメ絵だとブロックノイズもモスキートもさけられませんな・・・
 I frame取り込みでも無理っぽい。

 

 エンコード無しで取り込めるカードを買えば良いのだろうけど、さらに投資するのには躊躇。
 まぁ、あとは、TMPGEnc Xpressでノイズ除去で頑張るべと、はじめたら、なんかインターレース解除からはじまり色々とフィルターあるんですなぁ・・・
 インターレース解除は、アニメ補間、アニメ補間2、逆プルダウン等、色々ためしたけど、どうも、初代ガンダムには、weaveで24fps化すると縞模様(コーミングっていうんでしょうか)にならずにすむようです。
 他の場合は、小さい領域(口パク部分)がどうしても縞模様になったり、スクロールでギクシャクしたりで、いまいち。

 

 ってなわけで、
  インターレース解除(weave 24fps化)
    ノイズ除去(三次元NR 100)
  クロッピング(左右8ドット、下6ドット)
  色調補正(コントラスト、明るさ、色の濃さ)
 でエンコード。

 

 まぁまぁな結果になったので、全11巻の取り込み&エンコード開始です。

 

 ある程度エンコードが進んだ所で、ふと気がつく。
 色調補正って、キャプチャー時にやるべきじゃね?と

 

 やりなおしです・・・・

 

 ちなみに、3次元NRは、キャプチャー時にもかけてますが、エンコード時にも、ブロックノイズ、モスキートノイズ低減の為にかけています。

 

 ということで、エンコード開始・・・

 

 途中、出来上がりを見ると、まだまだ不満。でも取り込み時の限界があるから、現時点で最高と思うしかないっ!
 とはいえ、どうしても無圧縮キャプチャーの夢が捨てきれず・・・エンコード中、つらつらとググる毎日が続いたある日・・・すばらしい先達が!

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2008年3月 5日 (水)

DVD作成って大変だね!(その4 ふぬああ編)

手持ちのキャプチャーカードGV-MVP/RX3ではこれ以上の画質での取り込みは無理とあきらめかけていたのですが・・・

 

ふぬああとの出会い
にちゃんねるのDTV板のスレッドを眺めていたら、ふぬああというキーワードが!
最初は、よくあるにちゃんねるの略称か隠語だろうと、思ったら、そんなフリーのキャプチャーソフトあるそうで。しかも、ロスレスでのキャプチャーが可能とのこと、早速、ふぬああをぐぐりました。

 

ふぬああ作者のページがトップで引っかかったので、見に行ったら、なんとこのソフト、更新が止まって5年。でも現役。すごいですなぁ。XPの時代が長いおかげで、互換性問題がおきず、古くても良いソフトがずーっと使えてるんですね。

 

GV-MVP/RX3との組み合わせ例を探すと、なんか、GV-MVP/RX3でよかったみたいです。
I-FrameキャプチャできるGV-MVP/GX2にすればよかったと後悔していたのですが、こちらでふぬああを使うには、magicTVを一度起動しないといけないとか。

 

ということで、さっそくダウンロードして添付のテキストに従ってインストール。
ちょいちょいといじっただけでプレビュー画面が出るようになりました。
って、ここからが大変なようなので、ここのサイトを参考に設定。さくっと(というほどではないが)音声付でキャプチャー可能になりました。(プレビューでの音声再生はあきらめました。)

 

 

 

とりあえず、無圧縮でキャプると・・・ドロップフレームでまくり・・・デフラグして出直し・・・すこしはましだが・・・キャプチャーに不要な常駐ソフトを終了させ出直し・・・おー!100分キャプってドロップフレーム0!

 

キャプったAVIファイルを再生させてみると・・・最後の方で数秒の音ずれが・・・
先達の苦労の跡をググると、どうやらFSB 200MHzを236MHzにover clockしていたのがまずかったようです。

 

半端なクロックなので、フレームレートの計算が微妙にすれたのでしょう。
FSB 200MHzにもどしたらあっさり解決。

 

(FSBのClock設定が、どこ(PCI Bus Clock,RTC,その他)に影響したのかは不明)

 

空き容量を400GBに増やして、順調にキャプっていきます。さすがに、他のデータも入っているHDDなので、ビデオ一巻キャプったらデフラグは必須です。

 

ここで、ふと、ふぬああのプレビュー画面を眺めていたら、ビートノイズを発見!S端子ケーブルの配置を換えたらすこし改善したので、再びキャプり直しです(T_T)
magicTVを使っていた時は、3DNRをONにしていたので、ビートノイズが目立たなかったようです。

 

ビートノイズが減ったら、ジッタ成分が気になり始めました。GV-MVP/RX3には簡易TBCがあったはずですが、とれきれていない模様。劣化したテープだからでしょうか。

 

と、この時、秘密兵器の存在に気がつきました・・・

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2008年3月 6日 (木)

DVD作成って大変だね!(その5 DT-DRX100編)

 

 

余りにも近すぎると、その重要性に気がつかない事ってあるんですよねってなわけで、
ふと、会社から廃棄処分で引き取ったDT-DRX100の存在を思い出しました。
これは、BMLブラウザ開発でTS抜き用に、私が買ったものです。もはや開発はしていないので会社としては無用の長物。喜んで引き取って眠っていたものでした。

れ取ったTSから、BMLデータを抽出しブラウザが読める形にするフィルターを作ったものでした。ついでにMPEGストリームも保存出来るようにした
なぁ。あの時はBMLの方に頭が行っていて、キャプチャー用途は考えてもいなかったというか、なんというか、興味がなかっただけか。

 

 

 

DT-DRX100の活躍

 

 

さて、このDT-DRX100、TBCがついています。これがどれだけのものか試してみました。
元々使っていた95年頃に購入したMITSUBISHIのS-VHSデッキより色は薄いですが、随分とジッタ成分が減ったような気がします。特にテープが折れて、映像にぶっとい帯状のノイズが出る所での同期の安定性は格別です。
ついでに映像最下部のスイッチング部分の乱れが2ライン減って5ラインになって、いい感じです。

 

でも、後3ラインほど、映像信号が載ってるのに、カットしてしまうのは惜しいなぁ・・・でもこの領域、安定してなくて結構ブレるし、帰線期間に重なった部分はどうにもならんし、サンプリングポイントも微妙にずれてるだろうし、なんかしらフィルターで位置調整しても不満が残るかも。

 

 

 

ついでなので、双方のデッキでの再生状態の比較結果をリストアップ。

 

    • 粒状ノイズは、どちらのデッキも似たような感じ。

 

    • 色合いは、DT-DRX100が薄い(これはキャプチャーカードで調整可能)

 

    • 輝度や色が大きく変化する境界の右側に、影のように尾を引く現象は、どちらも同じ。ということは、テープの劣化のせいか・・・(レンタルで利用していたテープなので)

 

  • DT-DRX100ではジッタ成分は随分と減少

 

ということで、DT-DRX100をメインに決定、キャプり直しです。

 

 

 

気になりだすと切りが無い

またまた、しこしことキャプってエンコしたら、なんか輪郭の右側に、数ドットはなれて薄く輪郭が・・・このページによるとリンギングが発生している模様。
TMPGEnc Xpressのゴースト除去フィルターのエッジ(+2,-128)にてほとんど気にならなくなるが、微妙に残る・・・
もう一段、ゴースト除去フィルターのエッジ(+4,+21)をかましたら、消えました。しかもちょっと輪郭が濃くしっかりとしてきました♪
ちなみに、先ほどのページによると、影のように尾を引くノイズは、スメアなそうで・・・

 

 

このスメアやリンギングは、再生時と記録時の高域のエンファシスが一致していない場合に起きるそうで・・・まぁ、レンタル使用の劣化テープ、高域の信号が弱まって、そんな事も起きるんでしょう。

 

もうねぇ、気になりだすと、切りが無い(T_T)
デッキを開けて調整したくなりそうだし・・・・

 

はっ!そういや、ヘッドクリーニングしてない!

 

これで少しは改善するかもっ!

 

ってなわけで、深夜2時、開いている店はドンキぐらいか、ならばドンキへゴー!
ドンキ練馬店の入り口近くの飲酒検問にひっかかりつつ、店内へ。

 

つうか、こんな所で飲酒検問って、ドンキに夜中に行く人間は飲酒運転するような奴って、警察は思ってるんでしょうか・・・まぁ、客層を見ると若気の至りでやってしまいそうではあるけど、あからさま過ぎないか(^^;

 

 

 

さて、無事、TDKの乾式VHSクリーナーを購入し、デッキへセット!

 

ん~、粒状ノイズは2割りぐらい減かな。リンギング、スメアは相変わらず。

 

そういや、S-VHS再生が出来なくなった、S-VHSデッキもクリーニングしとかんと・・・げげっ!効果覿面!きれいに再生できるように・・・初期の頃、なんて汚いヘッドでキャプチャーしてたんでしょ。(T_T)まぁ、今はこっちのデッキはキャプチャーに使わないからいいけど。

 

ということで、綺麗なヘッドで、キャプチャー&エンコ再開っと。

 

すると、ここで、再びビートノイズが気になりだしました・・・

 

CRTディスプレイがキャプチャーカードの近くにあるので、この磁界の影響かと50cm以上離してみると、見事に目立たなくなりました。
なんとな~く、かすかーに、斜め右上に高速に流れていくビートノイズが見えるような気がしますが、暗い画面でキャプチャーカードのコントラストを最強にしてみても、強調されないので、この段でノイズが乗っているわけではなさそうです。

 

このビートノイズが、どこの段から乗っているのか・・・キャプチャー画面だけでなくCRTディスプレイ全体に乗っているなら、キャプチャーに関係無いノイズなので除去の努力は不要なので、要チェックや!

 

とりあえず、静止画をキャプって、コントラストを上げて確認ですな。

 

NO-PCIなんつうもんも

 

ビートノイズ除去で先達の苦労をぐぐってたら、玄人志向からNO-PCIつう、電源ラインのノイズ除去&電磁シールドなカードが出てることが判明。
もしビートノイズが残ってたら、こいつは使えるかも!

 

まずは、静止画での確認が先決だけどね!

 

今後

 

ということで、単純にキャプってDVDに焼くつもりが、NO-PCIまで辿り着きました。全てにおいて先達の苦労のおかげで、ググるのみで情報入手し解決。苦労しらずで、感謝です。

 

しかし、今の時期にビデオキャプチャーにハマったのは、幸いな気もするけど、開発の苦労の楽しみを味わえなくて残念な気もします。

 

しかし、レンタル使用で劣化したVHSテープがソースなのに、ここまでやらんと満足いかないとは・・・

 

まぁ、ソースが悪い程にノイズにビットレートが食われて余計に汚くなるので、出来る努力はしておく必要があるのだけど、なんか理不尽なものを感じます。

 

ビットレート不足の時の画像の破綻が、もうちょい人間の気に障らない劣化の仕方にならないものか・・・DCTで8x8ブロックで処理している限りブロックノイズとモスキートノイズは避けられず・・・H.264はその辺、うまくごまかせるんだっけか。

 

ぐだぐだと書いてきたけど、そろそろキャプチャに飽きてきたので、次回あたりで、打ち止めにしたく・・・

 

 

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2016年12月10日 (土)

録画保存NASの空き増量計画

我が家では4年前からNASにNETGEARのReadyNAS 316を使っている。
これに4TB HDDを6つ搭載しRAID5で運用し20TBの容量。

 

この容量に何を保存するのかというと、

 

    • テレビ番組の録画

 

    • デジカメ・携帯・スマホで取った写真や動画

 

    • 年賀状データ

 

    • 確定申告データ

 

  • ダウンロードした文書・動画・画像

 

とまぁ、色々と保存している。

 

とはいえ、一番容量を食っているのは、テレビ番組の録画。

 

現在13.7TB。

 

空きが沢山有るときに、とりあえず保存しておいたら沢山貯まり、今では容量を圧迫して悩ましい状況。

 

4年前と違って動画配信で十分な品質で視聴が可能な今、より容量の大きいHDDに載せ替える投資は避けたい。
(HDDの価格の低下のペースが遅いので8TBを買おうにも高すぎる。)

 

貧乏性なのでさくっと断捨離してしまうのも抵抗がある。

 

と言う事で、H.264やH.265に変換して容量を削減する計画を考えました。

 

ここで障害となるのは、録画TSを再生する機器がサポートする動画形式です。

 

我が家のTVはREGZA Z8000。
取説では再生出来る形式はMPEG2まで。
しかし、ネットで検索するとDLNAでストリーミング再生ならば、H.264でも行けると判りました。

 

早速試して見ると、H.264でもAVCHDならばそのまま再生出来るようです。
PEGASYSのTMPEGEnc Video Mastering Works 6ならば、

 

出力フォーマットのテンプレートは、「AVCHD向けMPEGファイル出力」。
デフォルトの設定のままだと音声が出ないので、音声設定のチャンネルモードを「5.1chサラウンド」に変更する必要があります。

 

他はそのままで良いのですが、私は、
映像設定のパフォーマンスを「普通」→「やや遅い」、エンコーダパス設定を「1パス」→「2パス」に
音声設定のビットレートを448kbps→384kbpsに
変更しています。

 

画質は、動きの激しい所でも特に劣化を感じないので、大丈夫でしょう。

 

問題はエンコード時間。
Intel Core i5 3470S + NVIDIA GeForce GTX960の組み合わせで、2時間の番組のエンコードに11時間かかります。

 

とりあえず、この設定で、24時間稼働させています。

 

いつ終わるかざっと計算すると、
13.7TBの録画データがあり、二時間番組が20GBとして、そのエンコードに平均11時間かかるとすれば、ざっと321日。

 

嫌になってきたら、パフォーマンスを「普通」に戻すか、兼ねてから考えていたIvyBridge世代からKabylake世代への移行を考えてみようと思います。

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2016年12月25日 (日)

録画保存NASの空き増量計画その2

前回から引き続き、11時間かけて、2時間番組のH.264へのエンコードを粛々と行っています。
NASの空きはじわりと増えていますが、二週間かけて、600GBのTSを300GBに削減しただけです。
敵は13.7TB。
4%しかやっつけていません。
判っていたとはいえ、さすがに嫌になってきました。

 

設定の見直します。

 

使っているテンプレートは、前回、TMPEGEnc Video Mastering Works 6の「AVCHD向けMPEGファイル出力」から、いくつか変更(下記)をしたものです。

 

    • 音声設定のチャンネルモード「 5.1chサラウンド」 (必須)

 

    • 音声設定のビットレート 「384kbps」(お好みで)

 

    • 映像設定のパフォーマンス 「やや遅い」(お好みで)

 

  • 映像設定のエンコーダパス設定 「2パス」(お好みで)

 

このままでは、設定の自由度が無く、せいぜいパフォーマンスを「やや遅い」からより速い設定に変えるぐらいしか出来ません。

 

ということで、自由度を上げるため、詳細設定の「MPEG詳細設定へ移行」を実行して制限を外します。

 

そこから以下のように変更したところ、無事、REGZA Z8000で再生可能なファイルが出来ました。

 

    • システムストリームの形式 「MPEG-2 Transport (VBR)」

 

  • 映像エンコーダ 「NVENC」

 

エンコード時間は、二時間の地デジ番組で、1時間25分。
前回の設定では、9時間20分。
7倍速い!

 

さて画質ですが、地デジソースのTSを、ビットレート5.8Mbpsで、エンコードした所、特に劣化を感じないレベル。
前回の設定でエンコードしたものと比較しても違いは感じられません。

 

地デジ品質であれば、NVENCを使っても満足出来る品質になると結論付け、地デジTSでは、こちらで行く事にします。

 

BS品質での評価は、次回のエンコードのタイミングで確認するとしましょう。

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2017年1月 6日 (金)

録画保存NASの空き増量計画その3

あれから、何本かNVENCでエンコードしたのですが、どうもREGZAでのシークがおかしい。
しかも、PC上での再生がカクカクします。

 

という事で、NVENCの利用はあきらめました。
テンプレートを元に戻し、1パスでエンコードする事にしました。

 

という事で、テンプレートは、TMPEGEnc Video Mastering Works 6の「AVCHD向けMPEGファイル出力」から、以下の変更をしたものになります。。

 

    • 音声設定のチャンネルモード「 5.1chサラウンド」 (必須)

 

    • 音声設定のビットレート 「384kbps」(お好みで)

 

    • 映像設定のパフォーマンス 「やや遅い」(お好みで)

 

  • 映像設定のエンコーダパス設定 「1パス」(お好みで)

 

ビットレートの指定は、予測ファイルサイズが、元TSのファイルサイズの半分になるように設定しています。
実際の指定は、こんな感じです。

 

    • 地上波のTSは5.2~6.6Mbpsぐらい。

 

  • BSは、デフォルトの9.2Mbpsのまま。

 

見た感じ、劣化を感じません。
エンコード時間は、2時間のTSで4~6時間ぐらい。2パスより倍以上速いので、とりあえずこれで行きます。

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2017年1月29日 (日)

録画保存NASの空き増量計画その4

さて、自宅PCのSSDの突然死によりOSをクリーンインストールした結果、iGPUとdGPUが共存する様になりました。

 

元々、共存出来る構成だったのでしょう。
しかし、複数のCPUとマザーボードを経験したWindows7を、Windows10にアップグレードし、さらにSSDに複製した経緯のどこかで、おかしくなっていたのでしょう。

 

さて、iGPUが動くようになった事で、動画のエンコードにIntel Media SDK Hardwareが使えるようになりました。

 

という事で、早速、TMPEGEnc Video Mastering Works 6で利用します。

 

テンプレートは、「AVCHD向けMPEGファイル出力」から、以下の変更をしたものになります。
(赤字が前回からの違いです。)

 

    • 音声設定のチャンネルモード「 5.1chサラウンド」 (必須)

 

    • 音声設定のビットレート 「384kbps」(お好みで)

 

    • 映像設定のパフォーマンス 「とても遅い」(お好みで)

 

    • 映像設定のエンコーダパス設定 「1パス」(お好みで)

 

  • 映像エンコーダ「Intel Media SDK Hardware」

 

ビットレートは前回同様に、

 

    • 地上波のTSは5.2~6.6Mbpsぐらい。

 

  • BSは、デフォルトの9.2Mbpsのまま。

 

です。
エンコード時間は、2時間のTSで1時間ぐらい。画質も特に問題なし。
なんか、パフォーマンスの設定を「標準」から「とても遅い」に変えても、10分ぐらいしか変わらないので、ここは、「とても遅い」を常用することにします。

 

動画のデコードはCUDAデコーダーを利用し、エンコードはIntel Media SDK Hardwareを利用しています。これで処理中のCPUの使用率は30%程度。素晴らしい世になりました。

 

これで24時間稼働する必要がなくなり、電気代も安心です。

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2017年2月 4日 (土)

録画保存NASの空き増量計画その5

Intel Media SDK Hardwareで爆速になったエンコード作業ですが、オーバークロックを試すのを忘れておりました。

 

まず、メモリ。
XMPでPC3-10600からPC3-19200。

 

そして、CPUですが・・・・Core i7 4770sなので、あまりいじれない。
エンコードのメインは内蔵GPUなので、こちらは放っておいて、
内蔵GPU HD4600を1200MHzから1500MHzに上げました。

 

1600MHzでは安定動作せず。

 

検索すると、電圧を盛れば1600MHzで動くようですが、常用している人は少なそうなので、ここは1500MHzで抑えておきます。

 

エンコード時間は、2時間のTSが一時間ぐらいかかっていたのが、40分ぐらいになりました。

 

メモリとGPUの高速化で、2割以上速くなりました。
消費電力も10W増えたかなぐらいなので、良い感じです。

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