Vistaも出てしまった今、今更なぜ、Windows2000の話題を書くかというと、単なるメモです。
最近、Windows2000をUSB2.0 CD-ROMからインストールしようとした際に、色々と問題が発生したので、その問題と解決方法の備忘録です。
まぁ、ググれば、簡単に見つかるのですが、いつまでも残っているかわからないので、自分の所にも残そうかと。
問題その1
Windows2000をUSB2.0(で動作中の)CD-ROMからインストールしようとすると、まず、青画面になって、INACCESSIBLE_BOOT_DEVICEのエラーが出ます。
そもそも、Windows2000発売当初はUSB2.0は出てなくて、サポートしてませんでした。だから当然ですね。
これを解決するには、Windows2000SP4が必要です。
このことは、MSのKB319973で報告されています。
SP4の入手先は、MSのここです。
あとは、Windows2000のCD-ROMと、このSP4を統合したCD-ROMを作れば、この問題は解決します。作り方は後ほど。
問題その2
上記問題は解決しても、インストールの終盤で、Windows2000から再起動する時に、またしても青画面になり、USBD.SYSで「不正なメモリ参照」っぽいエラーが発生します。
なんで、この問題がSP4発表時に、見過ごされていたのかは、わかりません。自分の環境では2分の1の確率で発生します。なので、環境によっては発生しないのかも。
これを解決するには、Windows2000 SP4ロールアップが必要です。
このことは、MSのKB838921と、KB838417で報告されています。
SP4ロールアップの入手先は、MSのここです。
あとは、Windows2000+SP4+SP4ロールアップを統合したインストールCD-ROMを作成すれば、完璧です!
統合CD-ROMの作成の仕方
まぁ、これも、ググれば、どこにでも書いてあるのですが、とりあえず。
まず、用意するのが、
Windows2000 Japanese CD-ROM
Windows2000 SP4(w2ksp4_ja.exe)
Windows2000 SP4Rollup(Windows2000-KB891861-v2-x86-JPN.EXE)
です。
そして、CD-ROMイメージ作成と書き込み用ツールとして、
bbie.exe
cdr_direct.zip
を使用します。
用意が出来たら、以下の手順で作業を行います。
- Windows2000のCDROMの中身をHDDにコピー
- 適当にディレクトリを作成してそこにコピーします。
- とりあえず、ここでは、D:\WIN2Kにコピーすることとします。
- Windows2000のCDROMからboot imageを取り込む
- bbie.exe E: (CD-ROM DriveがE:の場合)
- image1.binが作成されるので、それを D:\WIN2Kにコピーします。
- HDDにコピーしたWindows2000にSP4を適用する。
- W2KSP4_ja.exe /s:D:\win2k
- さらに、SP4ロールアップを適用する。
- Windows2000-KB891861-v2-x86-JPN.exe /integrate:d:\win2k
- CD-ROMイメージを作成する
- mkisofs -o w2k_sp4.iso -N -J -b image1.bin -no-emul-boot d:\win2k
- これでISOイメージwk2_sp4.isoが作成されます。
- CD-ROMに焼く
- cdr_direct.exeを実行(5でcdr_direct.zipを展開したディレクトリにあります。)
- 「ディスクに書き込むフォルダまたはファイル」のボックスにwk2_sp4.isoドラッグアンドドロップします。
- 空のCD-ROMを挿入
- 書き込みボタンを押して、書き込み開始。
さて、これからこれを何度使う事になるのだろうか・・・いや、多分ないだろう(^^;
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